勉強が苦手な生徒の特徴に、”言葉が分からない”があげられる。
いやいやそんなわけないやろw
それなら日常会話できんやんw
と返してくれる人は某SNSに沢山いるのだが、
こちらが話しているのはそういう話ではないのだ。
例えば
A=Bで、B=Cであれば、A=Cである
といったような話が理解できないということである。
これは大人になっても理解できていない人は多いが、原因としては、最初のA=Bで脳のキャパがいっぱいになってしまい、その後の情報を処理することができないということがあげられるだろう。
国語の評論文が苦手な生徒もこのような状況になっている。
もっと極端に言おう。
源頼朝=鎌倉幕府
といった、短文のものしか認識できないのである。
とはいえそういった生徒だったとしてもできることはある。
先ほどあげた例を逆に言い換えれば、源頼朝=鎌倉幕府は書けるのである。
ということは、
徳川家康=江戸幕府も出来るだろうし、
水野忠邦=天保の改革も出来るはずなのだ。
内容など覚えなくてもいいのである。
ただ単語を覚えるだけでも、得点はある程度確保できる。
なのだからそれを頑張ろう。
たまたま長い文章を理解する能力が低く産まれたことを悔しがっている暇があるなら、1問1答をひたすら頑張ろう。
出来ることしか出来ない。
後ろ向きに見えるかもしれないが、出来もしないことをただひたすらやり続けて、出来ない出来ないと嘆くよりましだろう。
頑張って欲しいものだ。