僕は生徒の点数を重要視していない。
勿論点数は大事なんだけど、それより僕は、その子の答案を見て、
”その子の才能で出来る問題だったのかどうか”
を重要視している。
どういうことかというと、僕は才能によって努力しても出来ない問題が存在すると思ってる。そりゃそうでしょ。努力して全部の問題が解けるようになるなら、多分泉丘の生徒は全員東大行ってるもん。彼らの大半は毎日すっごい頑張ってるんだから。
でもなんで泉丘の中で東大行ける子と行けない子がいるかっていったら、そりゃ才能としか考えられないよね。
こういう授業したら行ける!
とか
こういう子育てしたら絶対東大行ける!
とかって言ってる人がいるけど、
あんなの嘘っぱちだよ。
そもそもそんなんあるんだったら、そのシステムを開発した人は多分年収10兆円ぐらい稼いでるよ。
だってその方法をやったら全員東大行けるんだから。
全員が全員東大行けるわけではないし、実際行けてないよね。
ということは全員が全員、努力しても出来ないこと(問題)はあるってことだ。
(当たり前のことを言ってるだけ)
頑張ったら年収10億になれる人もいるけど、どう頑張っても1000万の人もいる。
ほぼ全てのことに関して、努力しても出来ない人がいるのは当然なんだよ。
だから僕はその子の才能で出来たかどうかしっかり考えて、その子の才能で出来た問題が全部出来ていたら、何点であっても結構褒める。その子の才能では出来ないだろうなぁと思った問題が出来てなくても、絶対その問題には触れない。
これが僕の最高の教育。