成績の感覚がおかしい人が多い気がする。
例えば、中間テストでクラス20位の子が15位になったとしよう。
このとき、なぜか多くの生徒は
「もうクラス15位は余裕!ここから成績はあがる!」
となってしまいがち。
そんなわけないのである。
そのときはたまたま15位だっただけで、次また15位になれるかは別問題であり、そのまま成績が上がるというのも、全く非論理的である。
具体例を出そう。
2学期中間テストで(1次方程式メインのテスト)クラス15番でしたと。
では2学期期末テストの関数(比例反比例)で同じ成績になるかと言われれば、それは関係のない話である。(全くとは言わないが)
再びクラス15番になるには、また同じくらいの努力が必要なのであり、更に成績を上げたいのであれば、他の子より努力しなければいけないのです。
(他の子の努力量が増えて、自分が変わっていないのであれば、下がることも多いに考えられる)
才能のことも考えれば、追加で大量の努力が必要となることもある。
少し成績が上がったくらいで、このままどんどん上がる!
なんてことはほぼない。
そもそもそんな比例的にあがるのなら、多分今頃平均点が98点ぐらいになっている。
成績を少し上げるのには大量の努力が必要であることを理解して欲しい。
1日3時間自宅学習でクラス10位になったなら、1日5時間に増やさないと8位にはならないのである。
多くの人は成績を上げるということに楽観的すぎる。