自分が高校3年生のとき、少しだけ思ったことがある。
医学部に行こう!そんでお医者になろう!
稼げるし。人の役に立ってるし!すごいじゃん!
当時は1浪すればまぁどこかの医学部にはほぼ確実に行けるだろうっていうレベルだった僕。少し本気で浪人を考えていた時代があります。
親に迷惑は一瞬かかるが、たった1年の浪人で医者になれるなら、経済的にはどうみてもトータルプラスになる。
ただ、すぐにその夢は諦めました。(夢なんて言えるようなものでもないけれど)
だって、、、
医者ってやっぱり賢いから。
僕より記憶力もいいし、頭の回転も速い。
1浪しなければいけないような僕が医学部に行っても、きっと医者にはなれない。仮に長い年月をかけてなれたとて、急に瀕死の患者が来た時、すぐに最善の治療を施せるようにはならない。
だから自分は医者には向いていない。
そう本気で思っていました。
そしてその選択は今でも合ってると思う。
僕はそこまで賢くない。
でも、だからといって僕を卑下しているわけではない。
彼らには彼らの、僕には僕の道がある。
僕は僕が出来る最大を出せばいい。というかそれしか出来ないし。
その最大を出せれば、僕と医者の人間的な価値は同じだと思ってる。
能力ではなく、どれだけ頑張れたか。それを僕は人生の評価軸にしている。(勿論それが正しいと万人に言うつもりはない。)