昨今のテストは見せかけだけのもののように感じる。
というのも、
明らかに生徒の実力ではない得点が出されていることが多いのだ。
例えば、テスト直前にテストの問題をほぼ言ってしまっている先生がいたり、記号問題を露骨に多くしたりして、平均点の底上げを露骨にしてしまう事例が後をたたない。
ブログで何回か書いたが、石川県の学力調査に至っては茶番の極みである。
実は石川県では、試験前から学力調査対策の授業(主に過去問)をして、本来行うはずべき単元を適当にすっとばすということが、毎年多くの中学校で行われている。当然学力調査は同じような問題が出るので、対策に時間を使えば瞬間的に平均点はあがるだろうし、それによって石川県は毎年学力テスト1位である。
ちなみにとある記事によると、7割の教員のそうしたことをしているのだそう。
(理由は、教育委員会に叱られるからだそうだ。もはや小学生の対応をしている気分になる。)
更にここにひどいことに、彼らはその事実を隠すべく、対策をしていることは口外しないよう尽力しているのだとか。
多分保護者にばれると印象が悪いからだろう。
もうここまでくれば救いようのない人間としか言いようがない。
そんな不正で得た淡い勝利が、子どもの人生をどう変えられるのだろう。
勝負は勝っても負けも正々堂々。
勝てば勝利の理由を検討し、次回につなげ、更なる高みを目指す。
負ければ敗因を研究し、仮説をたて、検証する。
それこそが勉強を行う理由の一部ではないだろうか。
日本人らしいフェアプレー精神は、もはや甲子園や国立競技場などにしか残っていないのだろうか。
なんともまぁ寂しい人間だらけになったものである。